前日入りした名古屋のワイマーケットから始まり、興奮が冷めないまま巡ったVISON、そして聖地・伊勢角屋麦酒めぐり……。
最高のビールと景色に出会えた今回の三重旅も、いよいよ最後の締めくくりです。
私たちがビール旅のフィナーレに選んだのは、近鉄が誇る最高峰の観光特急「しまかぜ」でした。
ホームに入ってくる主役を待つ間、手元に仕込んだのは駅で出会った三重県の新しい大注目クラフトビール「志摩醸造」と「イセ野カツオ」。
今回は名物のカフェ車両にはあえて足を運ばず、極上のプレミアムシートを「自分たちだけの特等席」にして移動居酒屋にしてしまう!という究極の楽しみ方をご紹介。
最高の特急とクラフトビール×アテが織りなす贅沢なビール旅をお楽しみください。
この記事でわかること
- しまかぜのプレミアムシート体験
- しまかぜで移動居酒屋を楽しむ方法
- 志摩醸造のビールレビュー
ホームで発見!「志摩醸造」のビール
伊勢めぐりをたっぷり満喫し、いよいよ旅の締めくくりである「特急しまかぜ」を待つためにホームへ。
入線までのひととき、何気なくホームにあるファミリーマートを覗いてみたところ、ビール好きのアンテナが激しく反応(笑)
なんと、冷蔵棚に並んでいたのは、気になっていた「志摩醸造(シマブルワリー)」のクラフトビール!


まさか駅のホームのファミマで、こんなに本格的なローカルビールが手に入るなんて……!
しまかぜの車内で何を飲もうか迷う必要はなし。旅のフィナーレを飾る相棒として、最高のビールを無事にカゴへ。
冷えた缶を手にホームで待っていると、いよいよ私たちの元へ「しまかぜ」が滑り込んできました。
乗車前からワクワクが止まらない、完璧な旅のプロローグです。
いざ乗車!快適すぎるプレミアムシート


ホームに静かに滑り込んできた、気品あるブルーとホワイトの車体。
ファミマで仕込んだ冷え冷えの志摩醸造のビールを大切に抱えながら、いよいよ「しまかぜ」へと乗り込みます。


想像以上のラグジュアリー感
一歩足を踏み入れた瞬間、そこはもう駅のホームとは別世界!
車内はまるで洗練されたホテルのロビーに迎えられたかのような特別な空気が漂っています。
通路を進み、私たちの座席があるプレミアム車両のドアが開いた瞬間、思わず夫婦で「おぉ……!」


柔らかい間接照明に照らされた車内には、ツヤのある上品な黄色の本革シートがんでいます。


座席前後の間隔は125cmもあり、足を思い切り伸ばしても前の席に届かないほどの広々としたプライベート空間。
自分の席を見つけて座ると、ふかふかのプレミアムシートに包まれてもう立ち上がれない!
天然の本革を使用したシートは、高級外車や飛行機のファーストクラスのようなゴージャスさ。
一息ついてテーブルをセットし、先ほどホームのファミマで奇跡的に出会った志摩醸造のビールを並べます。


プレミアムな特急の、快適すぎる特等席。
そして手元には、最高のご当地クラフトビール。
「あぁ、今回の伊勢旅は本当に楽しかったね」と夫婦で旅を振り返りながら、最高の締めくくりの時間が静かに始まりました。
特急列車にマッサージ機!?


肘掛けにあるコントロールパネルのボタンを押すと、背もたれが滑らかに倒れると同時に、足元からレッグレストが上がってきます。



背もたれだけじゃなくてレッグレストまで電動でウィーンって上がる!フカフカだし、まるで雲の上の座り心地だぞ……!



ちょっとホプ太、それだけじゃないわよ。肘掛けのボタンを押してみて。なんと『リズムマッサージ』機能までついてるの!伊勢めぐりで歩き疲れた腰がじんわりほぐれていくわ~
スイッチを入れると、背もたれの腰部分がゆっくりと膨らんだり縮んだりして、旅で歩き疲れた足や腰をやさしくほぐしてくれます。
心地よい列車の揺れに身を委ねながら、シートにマッサージをしてもらう……。
この瞬間、「あぁ、本当にしまかぜを選んでよかった」と心の底から幸福感が込み上げてきました。
しまかぜで味わう「志摩醸造」の魅力
プレミアムシートに落ち着いたところで、いよいよお楽しみの晩酌タイムです。
私たちの旅の必需品である「お気に入りのマイグラス」を取り出し、「志摩醸造」のビールをトクトクと注ぎます。



インアームテーブルがすごく広くて頑丈だから、マイグラスと冷えたビール缶を置いても大丈夫。最高のビアスタンドの完成!
やっぱりクラフトビールはグラスで飲んでこそ、その香りと美しい色を楽しめます。
そしてこの贅沢な一杯に合わせる「今日のアテ」は同じくホームのファミマで発見した「イセ野カツオ」。


地元の特急に乗って、地元のビールを、地元のアテで楽しむ。最高のローカルペアリングが完成!
今回選んだのは、志摩醸造のこだわりが詰まった2つのスタイル。
特急居酒屋の開店!おすすめビール2選
志摩醸造「ペールラガー」


まずは喉を潤すためにラガーから。グラスに注ぐと、ちょっと濃いめの黄金色が美しいです。
一口飲むと、ラガーらしいクリーンですっきりとした爽快感がありながらも、麦芽の豊かなコクと柑橘系のホップの香りが鼻を抜けていきます。
「あぁ、丁寧に造られているなぁ……」としみじみ感じる、大満足のラガーです。
志摩醸造「ゴールデンエール」


続いては、華やかなエールを。
こちらはグラスからふわりと広がるフルーティーな香りが印象的!口当たりはとても軽やかでドリンカブル。奥深い旨味とおだやかな苦味で後味がとてもスッキリ。
旅の終わりの心地よい疲労感に、この華やかな優しさがじんわりと染み渡ります。
最高のペアリング!「イセ野カツオ」


そして、この2つの極上ビールに合わせるのが「イセ野カツオ」。
アオサ味のかつおぶしチップと香ばしいアーモンドのハーモニー。
旨味がギュッと凝縮されたカツオの力強い風味は、ペールラガーのすっきりとした苦味で最高に合う!
ゴールデンエールの華やかなコクともお互いを引き立て合います。
気づけば車内は、どこの高級居酒屋よりも贅沢で居心地の良い、私たちだけの「特急ビアバー」に。
ビール旅を盛り上げる必須アイテム
普通の特急の旅なら「缶のままプシュッ」で終わるところですが、やっぱりお気に入りのグラスに注ぐだけで、ホップの香りの広がり方も、口当たりも格段に変わります。
旅の荷物を少しでも減らしたい私たちが「これだけは絶対に旅に連れていく!」と決めている、最高の相棒がこちらのグラス。
手のひらにすっぽり収まるサイズ感で持ち運びやすいのがポイント。
ビールの美味しさを120%引き出してくれるので、今では私たちの旅に欠かせない必需品です。
志摩醸造に隠されたレジェンドの存在


それにしても、駅のホームのファミマで手に入れたビールとは思えないほどの、この洗練されたハイクオリティな味わい。
気になって「志摩醸造」について少し調べてみたところ、ビールギークなら誰もが納得する、もの凄い秘密が隠されていました。



実は、志摩醸造の醸造長さんは、伊勢角屋麦酒で17年、さらにY.MARKET BREWINGで10年もの間、日本のクラフトビール界を牽引してこられた、超レジェンド職人の中西正和さん!
これ、何がすごいって、私たちの今回の旅のルートそのものなんです。
- 前日入りして堪能した
名古屋の「ワイマーケット」 - 伊勢めぐりでたっぷり堪能した
聖地「伊勢角屋麦酒」 - ホームのファミマで
偶然手にした「志摩醸造」
今回の旅で訪れたブルワリーの歴史が、まさか最後の最後に、この「しまかぜ」の車内で一本の線として繋がるなんて……!
近鉄の最高峰特急「しまかぜ」の中で、この奇跡的なご縁にワクワクしながらいただく「ペールラガー」と「ゴールデンエール」は忘れられない味わいになりました。
【結論】心地よすぎて、カフェ車両断念


しまかぜといえば、2階建ての華やかなカフェ車両が名物。
「乗車したら絶対に行ってみよう」と、あんなに楽しみにしていたのですが……。



そういえば、そろそろカフェ車両見に行ってみる?



……うーん、ビールもカツオも美味しすぎるし、このシートから一歩も動きたくないかも。
――というわけで、贅沢な空間と極上のビール、そして旅の心地よい疲れが完璧にハモってしまい、私たちはカフェ車両へ行くのをあっさり断念(笑)。
名物スポットを見逃したのは少し心残りですが、お気に入りのビールとこの素晴らしいプレミアムシートでまったり過ごす時間は「正解」でした。
ビール好きに耳寄り情報!
車内では限定の「しまかぜ仕様ラベル」になった志摩醸造のビールが提供されています。


カフェで購入して座席で楽しむことも出来るので「限定ラベルをお目にかかりたい!」という方は、乗車したらぜひ早めにゲットしてみてくださいね。
まとめ:「しまかぜ」で締めくくる大人旅


伊勢神宮の神聖な空気に癒やされ、大好きなビールを巡り、そして最後の帰り道は「特急しまかぜ」を自分たちだけの最高のビアバーにして過ごす。
今回の三重・伊勢旅のフィナーレは、これ以上ないほど贅沢で、完璧な締めくくりとなりました。
新幹線や普通の特急なら、ただの「移動時間」として通り過ぎてしまう帰り道を旅のハイライトに。
あなたも次の伊勢・志摩旅の帰り道には、ぜひ「しまかぜ」のプレミアムシートを予約して、お気に入りのローカルビールを片手に、自分たちだけの特等席を楽しんでみませんか?
日常を忘れられる極上のリラックスタイムが、あなたを待っていますよ。



しまかぜのプレミアムシート、本当に癒やされたわ~。車内限定ラベルのビールを宿題に残しちゃったから、これはまた夫婦で伊勢に遊びに来る最高の口実ができたわね(笑)



まさにその通り!「また次の楽しみができた」と思えるのも、旅の醍醐味ですよね。
もしこの記事を読んで「自分もしまかぜの特等席で極上ビールを味わいたい!」と思った方は、ぜひ事前の席選びや予約のコツをこちらの記事でチェックしてみてくださいね。


全5記事にわたる連載ブログが、みなさんの次の旅の参考になればとっても嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
当ブログ「酔いどれホップ団」は、クラフトビールの味わいや醸造文化を共有し、たしなむことを目的としたレビューメディアです。
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